相続のときに必要?エンディングノートの役割と作り方

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/07/06

エンディングノート

今回は、エンディングノートの役割と作り方についてお伝えします。近年、終活のひとつとしてエンディングノートが注目を集めています。元気なうちにエンディングノートを作成しようと考えている方も多いのではないでしょうか。エンディングノートは相続のときに必要なのか、役割と作り方を詳しく紹介します。

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エンディングノートは遺言書と違う?

エンディングノートとはどのようなものなのか、遺言書との異なりを詳しく解説します。

エンディングノートとは

エンディングノートとは、自分の老後や死後に対する希望、想いを伝えるために作成するノートです。

作り方に決まりはなく、自由に作成できるのが特徴です。介護や意思疎通ができなくなった場合の希望、万が一に備えて必要な情報などの内容を記載します。

遺言書との異なり

「エンディングノート」と「遺言書」では、似ていると考えがちですが、内容は大きく異なります

遺言書とは、自分の死後の財産分与について記した書類を指します。法的拘束力があり、書き方の形式に決まりがあるのが特徴です。決まった形式で書く必要があるため、遺言書の要件を満たしていないものは無効になります。

一方でエンディングノートには、法的拘束力がなく、自由に書きたいことを書けるため、気軽に作成しやすいです。死後のことを記載する遺言書に対して、エンディングノートには生きている間のことも記載できるため、介護や意思疎通ができなくなった場合にも備えられます。

エンディングノートを作成するメリット

エンディングノートを作成すると、家族の負担を軽減できたり、自分の想いを伝えられたりなどのメリットがあります。それぞれ詳しく紹介します。

終活をスムーズに進められる

より自分らしい人生の終わりを迎えるために、終活を始める方が増えています。

しかし、いざ終活を始めてみると、身の回りの整理や老後の希望、死後の財産分与まで、様々な準備が必要です。何から手をつければいいのか分からない、という方もいるでしょう。

そんなときは、エンディングノートに書きだして整理するのがおすすめです。元気なうちに少しずつ進めていくと、終活をスムーズに進められるでしょう。

老後や介護、医療などの希望を伝えられる

遺言書と異なりエンディングノートでは、生きている間の老後や介護、医療などの希望を伝えられます。入院や介護、認知症などの病気によって、意思表示ができなくなる恐れがあります。

そのような場合に備えて、自分はどのような老後を希望しているのか、在宅介護か介護施設どちらがいいのかなど、自分の意思を伝えられます。

家族の負担を軽減できる

エンディングノートに自分の意思が書いてあれば、本人が意思表示できなくなった場合でも、希望に沿った判断を選択できます。

様々な決断が必要になるため、家族の負担軽減につながります。また訃報連絡や葬儀、お墓などの希望が記してあれば、死後に必要な手続きもスムーズにできます。

今後の人生と向き合える

エンディングノートを作成するためには、今までの人生を振り返る必要があります。

今までの人生を振り返り、これからどのように過ごしたいのか、どんな終わりを迎えたいのか、じっくり考えるチャンスです。自分と向き合うことで気持ちを整理できます。

自分の想いを伝えられる

大切な家族や友人に、自分の想いを伝えられます。メッセージを残せるのは、エンディングノート作成の大きな魅力のひとつです。

エンディングノートを作成する際のポイント

エンディングノートは、今の気持ちを素直に書き記す、市販のエンディングノートを活用するなどのポイントを押さえるとスムーズに作成できます。それぞれ詳しく解説します。

今の気持ちを素直に書き記す

今の気持ちを素直に自由に書きましょう。項目が空欄になっても気にせずに、書けるところから書き進めるのがおすすめです。

エンディングノートは、形式に決まりはなく自由に作成できるため、一度書いたものを書き直すことも可能です。堅苦しく考えずに、その時々の気持ちを書き記しましょう。作成後には、定期的に内容を見直すことが大切です。

市販のエンディングノートを活用する

書く内容に困る場合は、市販のエンディングノートを活用するのがおすすめです。

市販のエンディングノートは、あらかじめ書く内容の項目が決まっています。決まった項目に従って書き進めればいいのでスムーズです。

まとめ

この記事では、エンディングノートの役割と作り方についてお伝えしました。エンディングノートとは、自分の老後や死後に対する希望、考えを書き記したノートです。決まった形式はなく自由に作成できるという特徴がありますが、法的拘束力はありません。一方で遺言書は、自分の死後の財産分与などについて、自分の意志や希望を確実に伝えるために作成します。決まった形式で作成する必要があり、法的拘束力があります。エンディングノートを作成すると、家族の負担を軽減できたり、これからの人生と向き合えたりなどのメリットがあります。万が一に備え、大切な人に自分の想いをしっかり伝えるためにも、エンディングノートの作成を検討してみてはいかがでしょうか。


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